
24年前、
村上春樹さんの本と出会いました。
「ここだ」と感じるのは
春樹さんの作品だけです。
春樹さんの文章を読むと
心から落ち着きます。
そして「教訓」の連続です。
「憎しみというのは長くのびた
暗い影のようなものです。
それがどこからのびてくるかは
おおかたの場合、
本人にも分からないのです。
それは両刃の剣です。
相手を切るのと同時に自分をも切ります。
相手を激しく切るものは、
自分をも激しく切ります。
命取りになる場合もあります。
でも捨てようとして
簡単に捨てられるものではないのです。
岡田様もお気をつけになってください。
それは本当に危険なのです。
一度心に根づいた憎しみを
振り落とすのは至難の業です。
P261